2015年5月5日火曜日

糖尿病の観点から Q&A「糖尿病って何?」

Q 糖尿病って何?

A 
2010年の国民健康・栄養調査の結果では、糖尿病が強く疑われる人(治療中も含む)とその可能性を否定できない人を合わせると、なんと3,857万人にのぼります。つまり、誰もが何らかの形で糖尿病の方、もしくは糖尿病になっていく可能性のある方と関わりをもっているわけです。
糖尿病は悪い状態で放っておくと、眼や腎臓や足先の最も細い血管から脳や心臓や足の付け根の比較的太い血管まで、全身の血管を詰まらせたり出血させたりします。
また、しびれを感じる神経、心臓や胃腸の動きを調整する神経、男女の性生活に関わる神経など、全身の神経の働きを低下させ、生活の質(QOL)を著しく低下させます。
そこで、皆さんに是非とも糖尿病について知っていただき、その知識を生かしていただきたいのです。
糖尿病を根本的に改善、もしくは予防する方法は、食生活や運動や様々なストレス解消(瞑想、気功、自然の中に出る、夫婦の正しい性生活など)という毎日あたりまえにされていることです。糖尿病の方だからといって、ものすごく変った生活をするわけではありません。栄養や運動やストレスについて理解を深め、糖尿病を作り出してしまう悪なる世の風潮に負けない生活を送りましょう。
 
その風潮として現在私が注目しているのは、

①  精白した米や小麦や砂糖類の摂り過ぎ
②  動物性の脂肪や蛋白質の過食
③  運動する機会、施設の不足
④  身近に自然を味わう機会の喪失
⑤  酒やタバコに頼るストレス解消の方法
⑥  テレビやパソコンに頼るストレス解消の方法

⑦  正しく健全な性情報の不足
⑧  風俗産業によるストレス解消が得やすい環境
⑨ 薬やサプリメントのみに頼った生活習慣病の治療、  などです。

小出浩久先生の食事バランス療法Q&A No.1 より 

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